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ワクチンの話

皆さん、ワクチンしていますか?

近年、ワクチンの開発はどんどん進んでおり、いろいろなワクチンが登場しています。今ではこどもは定期接種になっているワクチンは9種類ほどあります。5種混合ワクチン(ジフテリア、百日せき、破傷風、ポリオ、ヒブ)やMRワクチン(麻疹、風疹)もありますので、それも数えると14種類ほどの菌・ウイルスに対するワクチンが定期接種になっているということで、驚きですね。ちなみに定期接種というのは、費用助成があるもので、小児では基本的に自己負担はなし。定期接種でないワクチンは任意接種とよび、ワクチン費用は自費負担となります。具体的にはインフルエンザ、おたふくかぜ、新型コロナ、日本脳炎、髄膜炎菌など・・・。これら、たくさんのワクチンの効果により感染症で重篤化する小児は激減しました。

では、おとなのワクチンは何があるでしょうか?

現在、おとなで定期接種となっているものとしてはインフルエンザ(65歳以上、毎年)、新型コロナ、肺炎球菌(65歳時、1回のみ)があります(その他に、特定の年代の方への風疹抗体検査+ワクチンもあります)。新型コロナは来年度以降どうなるかはまだ不明です。最近の話題では、来年度に帯状疱疹ワクチンが定期接種となることをニュースで見た方は多いのではないでしょうか。最初の5年間は、65歳以上の方で65歳、70歳、75歳・・・と5歳おきの節目の年齢を対象者として、5年経ったら65歳のみを対象とするようです。最初に対象を広げるとワクチンの製造が間に合わなくなるからですね。任意接種では、こどもでおこなうワクチンも含め、様々なワクチンが可能ですが、これらは個々の疾患リスクに応じて行う、ということになるでしょう。最近ではRSウイルスに対するワクチンも出てきました。こどもで罹ることが多い風邪や肺炎の原因となるウイルスの一つですが、おとな、特に高齢者になると罹患しやすくなり、肺疾患や心疾患がある方では重篤化するリスクがあるためワクチンが勧められています。

以上、ワクチンのお話でした。おとなのワクチンは接種タイミングや必要性などで悩む方が多いのではないかと思います。気になる方はぜひお問い合わせください。