つづらご=帯状疱疹を予防しよう!(松島海岸診療所)
初めまして。医師の櫻井です。
皆さん、または皆さんのご家族で「つづらご」になったことがある方はいるでしょうか?かかったことがある方は思い出すのも嫌かもしれません。
つづらごは「帯状疱疹」の方言です。帯状疱疹は、みずぼうそうと同じウイルスが原因で発症する病気です。体の左右どちらかが帯状にピリピリと痛み始め、数日すると赤いポツポツとした皮疹が現れます。治療が遅れると、皮疹が治っても後遺症として神経痛が残ってしまうことがあります。海外のデータにはなりますが、40歳未満の方が一年に発症する割合が1000人中2人であるのに対し、50歳以上ですとその割合は7~8人になるといわれています。このように、帯状疱疹は高齢になればなるほど、発症する確率が上がって行きます。2016年3月から、日本でも50歳以上の方は、自費で帯状疱疹の予防接種ができるようになりました。接種することで、90%の予防効果があり、一回の接種で数年間効果が持続すると言われております。ぜひこの機会に予防接種をご検討いただければと思います!