夏の健康管理について(松島海岸診療所医科)
医科所長の小松です。
今年も暑い夏になりましたが、皆さんは健康管理をどのようにされていますか?
まずは暑さ対策ですね。農作業をされる方も多いですが、皆さん熱い日中は避けていらっしゃるようで安心しております。
直射日光をさけることは脱水症や熱中症を予防するだけでなく、日焼け(これはやけどと変わりません)など皮膚の病気を予防することにもつながります。
可能であれば日焼け止めを塗ることもお勧めいたします。
また、暑いと冷たいものも欲しくなりますが食べてますか?
上がった体温を冷やすために冷たいものを食べる・飲むことは効果があります。
しかし、糖分が入ったものを摂ると糖尿病や脂質などが悪化する可能性がありますので、摂るなら甘いものは控えましょう。
加えて、胃腸を冷やすと食欲低下など胃腸の働きを低下させるので、冷たいものばかり摂ることも控えましょう。
睡眠不足も夏バテを促進させてしまうので、睡眠もしっかりとりましょう。
ただし、寝すぎても効果はないので普段通りの睡眠時間がとれていれば問題ありません。
暑いと眠りが浅くなり熟睡が得られないこともありますので、熱帯夜などではクーラーを使って寝ることも必要です。
熱中症予防で塩をとるようにも言われますが、よほど大量の汗をかいた場合は別として、
普通の汗の量で食事も通常と同じくらい食べられていたら水分だけの補給で大丈夫です。
体調不良があれば我慢せず、お近くの医療機関を受診するようにしましょう!
(「生協だより176号8月1日発行」に掲載)